それでも何でも無いと嘘を重ねた
兄さんの囁く声は甘く
私の想いを止められないままに
そばにいても、気持ちを伝えても不安な夜
私が一番兄さんの近くにいるのと自分に言い聞かせた
どこにも行かないでと言い続けた
誰よりも兄さんに見てもらえると思って、安心しようとした
兄さんと一緒にいたくて・・・
兄さんの笑顔が見たくて・・・
ただそれだけを願って・・・
あの子にだけは、ことりに兄さんを渡したくない
たとえ兄さんの心がことりに向いていたとしても・・・
好きになることに怯えていた
好きになることで傷つけてしまった
思い出に出来ず仰ぐ空が眩し過ぎて・・・
涙が頬を流れ落ちた
目が覚めた時には兄さんの隣にはことりがいた
兄さんの心はもう私に向いていないの？
兄さんのことが好き。愛している
それなのに、その気持ちがもう消えてしまいそう・・・
ことりも嫌、眞子も嫌、美春も嫌、さくらも嫌！みんな嫌！
私だけを見ていて欲しい
あの日々が輝くのは、今も兄さんのことが好きだってことなの
痛みが胸に残る
木漏れ日の中、揺れる記憶
兄さんへの想いが消えて行くのが分かる
決して失いたくない想いが薄れて行く
さくらが悲しそうな顔で私を見ている
そんな目で見ないで
私のこの想いを消さないで・・・
振り返れば孤独な朝
兄さんのぬくもりはどこ？
淋しい
愛されなくても愛して、愛されたくなる
想いが溢れて行き場がない
切な過ぎてもうどうしようも無いよ
好きになることに怯えていた
好きになることで傷つけてしまった
思い出に出来ず、あおぐ空がまぶしすぎて落ちる涙
記憶が消えてしまうのがハッキリと分かる
最後にこれだけはお願いさせて
もし叶うならば、妹でもいいからずっと兄さんの傍にいたい・・・
終わり
School Daysの歌から作ったSS第三弾。さくらから４ヶ月も間が開いたな。
んでその間にD.C.I.F.が発売したので、対象をさくらからことりに変更。ヤンデレ具合を全開にしました。
しかしやっぱ初期の音夢ルート後の話にした方が良かったかな？歌詞と大分相違が出来ちゃった。
それにしても書く毎に短くなってる件について。今回700字も無いんですけど・・・
もうちょっと足そうかと思ったんですが、上手く行かなかったので、こんな感じになりました。
それでは次回のＳＳを気長にお待ちください。
