名探偵コナン劇場版レビュー



1作目から15作目まで欠かさず劇場で観てる名探偵コナンのレビューページを作成
まさに誰得なページ。一応今後も毎年映画が公開される度に更新するつもりです
個人的に面白かった順位も書いてますが、変更されること多々あり


1作目
時計じかけの摩天楼

記念すべき1作目。管理人は当時12歳
2/16位

良かった点

大規模なビル爆破シーンなどがあり、後の作品では観られないくらいに殺害の規模が大きい。
明確に死者は出ていないが、あれで誰も死んでないというのは明らかに不可能。
電車のシーンも映画「スピード」を彷彿とさせるなど、スリリングな出来。
多数の電車が人質に取られるなど、いかに事件の規模が大きかったか分かる。

悪かった点

容疑者が皆無。疑うような人が一人しかいなかった。
証拠の捏造。しかも他に証拠が無かった。


2作目

14番目の標的

標的と書いてターゲット。当時13歳
8/16位

良かった点

次々に小五郎の知り合いが狙われて行くという点。
古臭いAの予感(笑)
別居することになった真相が明らかになる。

悪かった点

余りにも犯人がバレバレ過ぎる。
キスの為とはいえ不自然過ぎる時間があり、小五郎達が助けに来るのが遅い。
最後の銃を撃つシーンが余りにもあざと過ぎる。
一なんて大抵の人の名前には入ってるし、無理に新一である必要が無い。


3作目

世紀末の魔術師

当時14歳
9/16位

良かった点

灰原、服部、キッド初出演&キッドに正体がバレるなど、かなり新要素が多い。
後のキッド出演作品と違い、生死不明も含めて、キッドが誰に化けているかすぐに分かり難い。
最後にキッドが新一のフリをして貸し借りなしと言うところが良かった。
初めて女性が犯人だったが、容疑者が少な過ぎてすぐに分かってしまう。

悪かった点

防弾眼鏡はやり過ぎ。
しかもそこまでやったのに、キッドにフォローされてなきゃ間違いなく一手遅れて撃たれていた。


4作目

瞳の中の暗殺者

当時15歳
5/16位

良かった点

蘭が自分のせいだと思い、記憶を閉ざしてしまうところ。
トロピカルランド内を逃げ回る点。
コナンが蘭に対して告白とも採れる発言をしているところ。

悪かった点

最終的には誰を巻き添えにしても蘭を殺せばいいと考える犯人が、線路に突き落とすシーンはありえない。
警察のガードも付いているのに、そんな危険で直接的な方法取るか?
しかも後日には人込みの中で発砲しまくるというのに。

さすがにどこかしらトロピカルランド内で隠れられる場所があるだろ。
大層な照準スコープを付けてる割には、人に一切直撃しない。
トロピカルランドに行ったハズの英理が何故か後で小五郎と一緒に来る。


5作目

天国へのカウントダウン

当時16歳
1/16位

良かった点

蘭とのバンジージャンプ、スケボーでの跳躍、車での跳躍というアクションの多さ。
黒の組織がストーリーに関わって来るという点。


悪かった点

最後の殺人があんなに加害者と被害者、第3者が近けりゃ暗くても分かるだろ。
そのせいでトリックはともかく、犯人がその人しかいないというような状況に。
しかも暗い中でネックレスをいつ拾ったか、フックをいつ付けたか、などトリックに無理があり過ぎる。

蘭の10年後の顔を隠した意味が全く分からない。


6作目

ベイカー街の亡霊

当時17歳。ついに新一達の年齢に追いつく。
11/16位

良かった点

仮想世界とは言え、ロンドンを舞台にしたことと、現実とゲーム内で二つの事件が起こるというところ。
博士の作った道具の全てが使用不能という珍しい状況。

悪かった点

余りにも現実離れした五感を支配されるゲーム。
痛覚まで再現というのはさすがにやり過ぎ。
にも関わらず、あとでリタイヤするシーンでは痛がってる素振りが一切無い。
現在位置が当時のロンドンを知っていないと分かり難い。
現実の事件の犯人が最初から分かってしまっている点。


7作目

迷宮の十字路

十字路と書いてクロスロード。当時18歳。ついに年齢を追い抜く。
12/16位

良かった点

京都を舞台にし、現実を忠実に再現している。
真剣で戦うという珍しい描写。

悪かった点

唐突に犯人の弟子が大量に出て来て、しかも全員が殺すことに全く躊躇していない。
直前に共犯者はいない、と結論が出た殺人事件が発生済みなのだが。
暗号の意味が分からなくても繋げるだけで玉の形が完成する。
それだけでは位置が分からないが、場所は実は犯人のアジトというオチ。
見付からなかった方が不思議である。


8作目

銀翼の奇術師

奇術師と書いてマジシャン。大差無い。当時19歳
13/16位

良かった点

コナンとキッドの空中での追いかけっこ。
小五郎ではなく英理でコナンが推理するところ。

悪かった点

最初と最後にアクションシーンが多いせいで、中盤の殺人事件がおまけみたいな感じに。

さすがに蘭と園子に操縦させるのは無茶過ぎ。
着陸を埠頭にさせるなど、そこまでしなくても、と思うような展開。
あんな無茶をするくらいなら海に落ちた方が転覆しようが絶対にマシである。
キッドの変装しているキャラがバレバレ。


9作目

水平線上の陰謀

陰謀と書いてストラテジー。読めません。当時20歳
15/16位

良かった点

小五郎に見せ場があること。
犯人はあの人、と思わせて違う犯人がいること。

悪かった点

最初からアリバイトリックが分かっているところ。
二重サスペンスを謳っているが、犯人と思わせた男が殺人未遂止まり。
証拠の捏造。一作目と違い、他にも決定的な証拠はあったが。
正直犯人を眠らせて自白させれば一発で終わってしまう。

血のりの場面は無理矢理過ぎる。さすがにそこはもう一人の犯人に殺させるべきだった。
沈んで行く船に戻ろうとする蘭が余りに軽率過ぎる。
そのせいで無理矢理蘭をピンチにさせた感が大き過ぎる。
前回が空だったから海、という感じだろうが、順番的に逆に感じてしまう。


10作目

探偵たちの鎮魂歌

鎮魂歌と書いてレクイエム。これは普通に読める。当時21歳
10/16位

良かった点

珍しく小五郎とコナンが一緒に捜査するところ。序盤のみだが。
コナン、平次、キッドの三人が捜査して推理する点。
実は警察が既に解決していた、というところ。
この事件には名探偵も名刑事もいらなかったんですよ、というセリフ。


悪かった点

せっかくの劇場版なのにスケールが小さい。

原作を本誌で読んでいる場合、キッドが白馬に変装してることがバレバレ。
平次との出会いをちょうどサンデー本誌で連載するという間の悪さ。なんと公開3日前に発売だった。
せめてもう少し本誌掲載を遅くすれば良かったものを。

バイク並に早いスケボーはさすがにもうやり過ぎだと思った。
あの車輪の大きさであのスピードはねぇよ。

事情も知らない園子をラストで隔離していないというところ。
事情を説明して運命を共にすると決めたならともかく、知らずに巻き込まれるのは酷過ぎる。
というか全員に説明して、家族も呼ぶなりするべき。知らずに死ぬとかありえない。
それに隔離されればさすがに蘭や園子は異常さに気付くだろ。
あと爆発すると分かっているのに、ホテルのレストランのような場所にいさせるのは変。

最初の探偵を生かしていた意味が分からない。別に殺していても全く問題無かった。
執事の男も謎。結局共犯者のような感じだったし、犯罪研究会の後輩のような立ち位置にするべきだった。

蘭だけでなく少年探偵団もピンチだが、活躍が取って付けたような感じなところ。


11作目

紺碧の棺

棺と書いてジョリー・ロジャー。誰が読めるんだ、これ?当時22歳
16/16位

良かった点

・・・無い?

悪かった点

また海、という感じ。せっかくの劇場版なのに前回同様スケールが小さい。
劇場版で唯一翌日の朝刊の1面に来るかどうか怪しいレベル。
一応前作は社長が捕まっているが、今回は・・・

蘭と園子の友情を魅せたかったんでしょうが、4作目で既に十分過ぎるほどそれは出ている。
鮫に喰い殺されるなど、一応トリックなんだけど小五郎にさえ即暴かれるなど事件性が薄い。
大した事件が無くて、全体的に緊張感も無し。
クライマックスに向けて盛り上がる場面で盛り上がらない。

コナンと真犯人の対決も皆無。むしろ脱出に協力してくれる。
伝説に絡めて蘭と園子が背中を預け合うが、明らかに蘭は背後の敵も気にしている。
園子は剣を振り回していただけで、背中を預け合うという意味じゃ前作の蘭と和葉の方が合っている。
テレビスペシャルなら許せるレベルだが、劇場版としては最低評価を付けざるを得ない。


12作目

戦慄の楽譜

楽譜と書いてフルスコア。これまた読めない。当時23歳
14/16位

良かった点

高木刑事、佐藤刑事に活躍の場面がある。
絶対音感を持っていれば犯人がすぐ分かるという仕掛けがしてある。
ちなみに管理人は音痴なのでサッパリ分かりません。

悪かった点

スケールは大きくなったが、余りにもツッコミ所があり過ぎる。
いくら防音でも、誰も火災に気付かないということはさすがにありえない。
エントランスに警備員なり係員なり100%いるハズ。
もしいなくても、あれだけいれば誰かが間違いなくトイレに立つ。
10作目と同じく、助けられる本人達がピンチだと思っていない。
まだマシなのは後でピンチだったと気付く点だろうか。


13作目

漆黒の追跡者

追跡者と書いてチェイサー。すみません、読めません。当時24歳
7/16位

良かった点

黒の組織が物語に深く関わって来るところ。
警察にスパイとして潜り込んで来る点。
蘭が簡単にアイリッシュを倒してしまわず、逆にやられるところ。


悪かった点

コナンから長く離れていた人にはベルモットとの関係が難し過ぎる。
何でコナンは黒の組織の奴と仲良く話してんだ?ということになる。
銃を躱したのは良かったか悪かったか難しいところ。
さすがにやり過ぎ感があったが、8作目の飛行機の前例もあるし今さらという感じだが。

事件の犯人が計5分も登場していないこと。
主要人物なのに声優を使わなかったせいで棒読みが酷い。
ヘリのアクションは良かったが、どう見てもジンが相手が子どもだと気付かない方がおかしい。
無理矢理にでも新一に戻していた方が良かったと思う。

小五郎の扱いが劇場版で最高に酷い。蘭がピンチなことすら知らないまま。
松本警視を生かしていた理由が不明確。
どうやってカブトムシを逃がしたのか想像もつかない。


14作目

天空の難破船

難破船と書いてロストシップ。読めるわけねぇだろ。当時25歳
3/16位

良かった点

複数のミスリードと伏線。
近年酷い扱いだった小五郎に犯人の一人を倒すという活躍の場が。
小五郎の声優変更に気を遣ってか、序盤以外はほとんど喋らないという気遣い。
殺人0なのに、それを感じさせない面白さ。
コナンが空で、平次が地上で犯人グループを捕まえるという対比。
少年探偵団が劇場版で最大の活躍。


悪かった点

和葉の親戚の子の棒読み。まぁ声優が子供だから仕方ない気もしますが。
いくらなんでも明石海峡大橋と飛行船の間に挟んで、飛行船を垂直にするサッカーボールはやり過ぎ。

細菌テロを恐れてひたすら西へと逃げる人。
飛行船が来る方角とは言え、空いてる東に行けよ。
大阪がゴーストタウンのようになってましたが、実際そこまで逃げ惑うか怪しいところ。


15作目

沈黙の15分

15分と書いてクォーター。根性で読め・・・無理。当時26歳
4/16位

良かった点

アクションに尽きる。コナンのスケボーは劇場版の一番の見所。
今回はスノボーも駆使し、劇場版で一番長く使っていた。
それと個人的に灰原に抱きつかれてるところがなかなか良かった。

まさかの犯人が二人。
何で道路にコケてたんだろ?と思うシーンはあったが、その発想には至って無かった。
二重サスペンス(笑)の9作目よりもよっぽど良かった。


悪かった点

殺人事件が自分でも分かるレベルのトリック。
正直そのトリックしかねぇだろ、と思わざるを得ない。
そんな単純なトリックだが、雪が相当降らないと無理なんじゃないかと思うレベルではあるが。

3作連続で声優以外のキャラ登場だが、違和感があり過ぎる。
本当にあんまり出して欲しく無い。せめてDVDでは変えて欲しいくらい。


16作目

11人目のストライカー

天国へのカウントダウン以来となる、英語読み無し。現在27歳
6/16位

良かった点

前作同様スケボーアクションが凄い。
3作連続でスケボーのところに力を入れているのが分かります。
まぁ多分一番ウケがいいでしょうしね。原作じゃちっとも出ないというのに。

犯人はこいつ確定か?と思わせるミストリック。
キング・カズが普通に上手くて笑った。


悪かった点

アリバイトリックがあったものの、肝心のトリックがショボイ。
容疑者5人と早々に断定してた割には、ちゃんとマークしてるのか?というレベルで甘い。
しかもその容疑者の絞り方もかなり強引。

現役Jリーガーが声優をしていたわけですが、やっぱ酷い。
カズが妙に上手だったせいで、遠藤とかが余計にひどく感じました。




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